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「便秘」とは、排便の回数が少なく、直腸からの排便が著しく
遅れることによって、大腸内に長く便が停滞している状態や
困難な排便、便の量が少ない、排便後の不快感や膨満感、腹痛
などによって日常生活に支障が出る場合が便秘状態となります。
一般的に、お通じが3日以上ない状態を便秘といいますが、
排便の回数は個人差が大きいので、
たとえ、2〜3日に1回であっても、生活のリズムが規則的で
スムーズな排便が行われていれば、便秘にはなりません。
便秘は、肌荒れや大腸がんなどの疾患の原因になるだけでなく、
男性よりも腹筋が弱い女性には、ムリなダイエットや減食など
も便秘の原因になってしまうこともあるので注意が必要です。
体重を落としたいからと、極端に食事の量を減らせば、 食物繊維が減って排便されにくくなってしまいます。 水分も不足してしまうと、便が硬くなって動きにくくなり、 正しい排泄が行われなくなります。 結果、健康的にダイエットすることができないだけでなく、 健康を害してしまうことなるかもしれません。 偏食や減食、水抜きなどのムリなダイエットは行わず、 栄養バランスのとれた食事と十分な水分を摂りながら、 適度に身体を動かすことによって、少しずつ体重を落とすことで 理想的なダイエットができるでしょう。 まぁそうだけど… どこでもOKって訳にはいかないし、女性は大変なのよ(*_*)
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便秘の種類 |
原因 |
急性 |
一過性
単純性便秘 |
環境変化やストレス、
水分不足などによる
一時的なもの |
症候性便秘 |
何らかの病気が原因で
起こるもの。激痛が
あれば医師の診断要 |
慢性 |
常習性
(機能性)
便秘 |
弛緩性
(結腸性)
便秘 |
腸の動きが弱いために
起こるもの |
痙攣性便秘 |
腸の働きが強過ぎる
ために起こるもの |
直腸性
(習慣性)
便秘 |
意識的、習慣的に便意
を抑制するために
起こるもの |
症候性便秘 |
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何らかの病気が原因
で起こるもの。
手術後に生じやすく
医師の診断要 |
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便秘の予防策
@朝・昼・晩の三食をバランスよくしっかり摂って、
便意のリズムを整えましょう。
A食物繊維を多く含む食品を積極的に摂って、
便の量を増やし、腸管を刺激しましょう。
B乳酸菌を含む食品を積極的に摂って、
腸内の善玉菌を増やし 腸内環境を整えましょう。
C適度に脂肪分の多い食品を摂って、
スムーズな排便を促進しましょう。
D水分を積極的に摂って、腸を刺激して排便を促進しましょう。
E適度な運動を行い、腸の働きを活発にしましょう。
F便意を感じたら、我慢しないですぐにトイレに行きましょう。
G睡眠を十分とって、ストレスや疲労を回復させましょう。
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弛緩性便秘の場合
@冷水や冷たい牛乳、冷たいジュースなどの寒冷刺激によって
腸の動きを活発にさせましょう。
A香辛料や酸味の強い調味料を食事に取り入れて、
腸を刺激し、腸の動きを活発にさせましょう。
B糖類を上手に摂取して、腸管を刺激し、便意を促進しましょう。
痙攣性便秘の場合
@寒冷刺激によって腸の動きが活発になってしまうので、
冷たい食べ物は避けるようにしましょう。
A香辛料や酸味の強い食品は、腸管運動を活発にしてしまうので、
避けるようにしましょう。
B食べ物がゆっくりと消化され、腸管の刺激を和らげてくれる、
水溶性の食物繊維を積極的に摂取しましょう。
C出来るだけ消化のよい食事を摂るように心がけましょう。
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